プリンセスがきたプリンセスラインのウエディングドレス

プリンセスラインと聞いてまっさきに思い出すのは、もと内親王で民間に降嫁した黒田清子さんです。テレビの画面からもひとめでそれとわかる上質のシルクでつくられた本当にシンプルな、シルクの質の良さが最大限いかされたウェディングドレスでした。ほんもののプリンセスが着るプリンセスウェディングドレスは、披露パーティの上品でありながら暖かでシンプルな雰囲気とあいまって、息をのむほどの見事さでした。

そしてお母様の美智子皇后。花嫁であるプリンセス清子とまったく同じデザインで、和服にあるようなおちついた色合いのドレスを着用するのを見たときには、なんと趣味の良い、品性あふれる母娘の姿かと感激したものです。どんな豪華なことでも、華やかな招待客を集めることも可能でありながらティーパーティのような抑えた雰囲気の披露パーティーとウェディングドレスは皇后とプリンセスの教養そのものでした。

ウェディングドレスにも流行がありますし、時代を反映した演出も楽しいものです。でも貴方がおばあさんになってお孫さんに披露宴の写真を見せてもおかしくない、一生の宝物、といえるような思い出にするにはちょっとコツがあって、それは時代がかわっても、流行がかわっても、いつの時代にも通用する品性を第一に優先すればよいのです。プリンセス清子の品性がドレスをきたようなドレス姿、それが活かされる上品な演出の披露パーティ、よかったら参考になさってみませんか。